専門医を更新する
救急科専門医更新について、日本救急医学会が審査・認定を行っておりましたが、今後は日本救急医学会で一次審査を行い、日本専門医機構機構が二次審査を行い認定することになります。
新制度(日本専門医機構)による更新は、2021年更新対象者(専門医の有効期限が2021年12月31日の方)から完全運用です。
ただし、現制度(日本救急医学会)で前回もしくは前々回更新時に猶予申請した方は新制度での更新はできません。学会専門医の通常更新に復帰後、次の更新の際に機構専門医として更新することになります。
専門医の有効期限の確認方法 e医学会(会員専用ページ)>専門医単位照会
業績対象期間 更新日の前年の4月1日から有効期限年の3月31日まで(通常であれば5年間)
(認定期間は1月1日〜12月31日であるが、業績対象期間は前年の4月1日〜3月31日となるので注意すること)
専門医を更新する(新制度:日本専門医機構)
<対象者>
・2021年更新対象者(専門医の有効日が2021年12月31日)以降の方
・上記のうち、現制度で前回もしくは前々回更新時に猶予申請した方は新制度での更新はできません
※学会専門医の通常更新に復帰後、次の更新の際に機構専門医として更新することになります。
<年間スケジュール:新制度(日本専門医機構)>
注)例年のスケジュールに基づくものですので、変更される場合もあります。
1月下旬 | 日本救急医学会事務所より対象者に更新申請の案内を送付 |
2月1日〜4月末日 | 更新申請書類受付 |
11月 | 合否通知 |
12月 | 認定証発行 |
翌年1月1日〜有効期限 | 専門医認定 |
- ● 日本専門医機構 救急科専門医更新基準
- ● 申請書 様式1
- ● 申請書 様式2〜5
- ● レジストリ登録入力者証明書
(C)学術業績・診療以外の活動実績/学術研究(レジストリ登録)への参加用)
- ● 医療事故調査への認定証はこちら (C)学術業績・診療以外の活動実績/医療事故調査制度における外部委員用)
- ● 本会及び関連学会主催の専門医共通講習
- 開催が決定しましたら「会員専用ページ(e医学会)」>「研修会・セミナー」に掲載されます ※開催予定がない場合は掲載されません
- ● 日本専門医機構の専門医共通講習e-ラーニングはこちら
- ● 医師会主催の専門医共通講習はこちら
- ● 施設主催の専門医共通講習
- 2018年3月までに開催された講習会については、どの施設で開催された講習会でも受講証明が提出できれば単位認定が可能です。
- 2018年4月以降に開催される講習会については、基幹施設・連携施設である医療機関から日本専門医機構に申請し、認定を受けた講習会のみが単位対象となります。申請は、日本専門医機構ホームページ「専門医共通講習の申請について」
https://common-seminars.jmsb.jp/users/top 専門医共通講習につきましては、1時間以上2時間未満は1単位、連続して2時間以上は2単位です
2018年3月までに開催された専門医共通講習の内容に該当する講習会については、
施設主催以外につきましても、受講証明が提出できる場合は、単位認定が可能です。2018年4月以降に開催される講習については、事前に認定されている講習会のみ単位認定可能です。
原則として、都道府県医師会や地域医師会が開催する場合は日本医師会、基幹施設・連携施設が開催する場合は
日本専門医機構、学会が開催する場合は関連する基本領域学会が審査・認定しており、認定された講習については
専門医共通講習であることが明示されています。すべての基本領域専門医が共通して受講する項目であり、他の基本領域で開催された
専門医共通講習につきましても、受講証明が提出できるならば、単位認定可能です。
-
B救急科領域講習の
@学会が主催する救急医学に関する講習会など(日本救急医学会が認定したもの)
A『日本救急医学会専門医セミナー』
F日本救急医学会が指定したワークショップやシンポジウム
については、
開催が決定しましたら「会員専用ページ(e医学会)」>「研修会・セミナー」に掲載されます
※開催予定がない場合は掲載されません
B救急科領域講習のB救急領域に関する医師会主催のセミナー・講演会・講習会については、下記、1)〜4)をすべて満たしているものが単位に認められます
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1)形態が「セミナー・講演会・講習会」であること(e-learningは不可)
2)受講証明が提出できること
3)医師会主催であることがわかるものが提出できること
(受講証に記載があればOK。プログラムのコピーなどでもよい)
4)開催時間がわかるものが提出できること
(受講証に記載があればOK。プログラムのコピーなどでもよい)
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・医師会とは、日本医師会・都道府県医師会・郡市医師会のいずれでもよい
・営利団体が共催のものは原則として認めない
・救急医療に関するかについて、救急は広域にからむため内容は限定しない。
(内容については当面審査しない)
・日本医師会生涯教育制度についても上記に該当するものであれば、単位に認める。
・主催される医師会の方へ:医師会からの事前の申請は不要ですが、受講者氏名、日時、開催時間、医師会主催であることがわかる受講証明を発行くださいますようお願いします。
B救急科領域講習のE機構が認定するシミュレーションOff-JTには、下記のコースが認められています。(2020年10月現在/下線は更新基準に記載があるもの/承認順)
a.救急蘇生に関する Off-JT | ICLS AHA 公認 ACLS・BLS PALS NCPR 日本集中治療医学会主催緊急気道確保対応トレーニング |
b.外傷診療に関する Off-JT | JATEC JPTEC JETEC DSTC ATOM SSTT DIRECT AO Trauma Japan ped-ITLS PTLS |
c.災害医療に関する Off-JT | MIMMS MCLS ADLS |
d.急性内因性疾患・集中治療に関する Off-JT | JMECC AMLS FCCS PFCCS 日本集中治療医学会主催Be an Intensivistコース 日本集中治療医学会主催J-PADガイドラインセミナー 日本集中治療医学会主催神経集中治療ハンズオンセミナー 日本集中治療医学会主催早期離床セミナー 日本集中治療医学会主催臓器提供ハンズオン 日本集中治療医学会主催非同調・経肺圧セミナー 日本集中治療医学会主催腹臥位ハンズオンセミナー CPVS (Clinical Physiology of Vital Signs) |
e.その他学会が認める Off-JT | ABLS ISLS 日本航空医療学会主催ドクターヘリ講習会 ALSO BLSO 日本集中治療医学会エコーハンズオンセミナー ENLS JTAS PNLS PEEC WINFOCUS PUSH コース指導者養成講習会 PUSH リニューアルコース PECEP JHN-POCUS J-MELS 日本臓器移植ネットワーク主催(学会との共催も含む)の研修会(セミナー)(例:ハンズオンセミナー、脳死下臓器提供シミュレーションコース) |
コースを主催される方へ:上記の承認済みコースはコース自体が認定されておりますので、開催ごとの申請は不要となりますが、受講証明を発行くださいますようお願いします。
e-learningについて
- 会員専用ページ(e医学会)にて実施しています
- 日本専門医機構救急科専門医更新単位付与対象となっているコンテンツには赤の単マークがついており「専門医共通講習」「救急科領域講習」と明示してあります。
- 動画を最後まで全て視聴し、視聴完了コードを入力後、制限時間内に設問に合格(80%以上の正解(例:5問中4問以上の正解))し課金した場合に単位付与されます。
- 設問に合格した日が「参加日」となります
- 日本救急医学会専門医認定制度(旧制度)で更新する場合は、e-learningを受講されても更新単位にはなりません
受講の流れ
- 日本救急医学会ホームページTOP左上の『会員専用ページ』をクリック
- 会員ID(もしくはe医学会ID)とパスワードを入力してログイン
- 「動画配信」をクリック
- コンテンツを選択、最後まで視聴すると表示される視聴完了コードを入力
- 制限時間内に設問解答(80%以上の正解(例:5問中4問以上の正解))
▼合格点に達しなかった場合、制限時間内であれば何回も受験することが可能です。
▼制限時間内に合格しなかった場合や途中でログアウトした場合は視聴し直せば、
再度受験可能です。 - 「単位申請へ」をクリック:課金(1コンテンツ3,000円)
▼専門医更新単位を取得する場合は、課金が必要です
▼支払い方法は、クレジットカード支払いです。返金は、一切できません - e医学会(会員専用ページ)>専門医単位照会 に表示されます
▼単位取得した場合には即日表示されます。設問に合格した日が「参加日」となります
▼単位取得していない場合の視聴状況は、視聴の翌日0時〜2時以降に反映されます
■ 会員専用ページ(e医学会)について
-
「Q&A (よくある質問と回答)」ページへ飛ぶ
-
「専門医活動休止申請について」ページへ飛ぶ
-
新制度における再取得は、現在は受付ておりません。(2021年より受付開始予定)
再取得希望の方は、2020年までは現行制度にて再取得をお願いします。
専門医を更新する(現制度:日本救急医学会)
<対象者>
・現制度で前回もしくは前々回更新時に猶予申請した方
<年間スケジュール:現制度(日本救急医学会)>
注)例年のスケジュールに基づくものですので、諸事情により変更されることがあります。
3月下旬 | 日本救急医学会事務所より対象者に更新申請書類を送付 |
4月1日〜6月末日 | 更新申請書類受付 |
11月中旬 | 合否通知 |
12月 | 認定証発行 |
翌年1月1日〜有効期限 | 専門医認定 |
●専門医認定制度 (制度規則・細則) ………(P 1〜P11)[PDF 335KB]
●業績目録(専門医更新に必要な業績目録) ………(P23〜P25)[PDF 125KB]
■必要な業績
前回猶予申請をした方(認定期間が7年間の場合):合計210点以上(内、少なくとも140点は日本救急医学会総会、日本救急医学会地方会および日本救急医学会専門医セミナーにおいて取得。ただし、日本救急医学会総会出席の点数を含めること)
前々回猶予申請をした方(認定期間が3年間の場合):合計150点以上(内、少なくとも100点は日本救急医学会総会、日本救急医学会地方会および日本救急医学会専門医セミナーにおいて取得。ただし、日本救急医学会総会出席の点数を含めること)
■申請書類
対象者には更新年の3月下旬に事務所より郵送します。
●日本救急医学会専門医認定制度 第10章第20条
専門医は、専門医資格取得後5年ごとに、これを更新しなければならない。ただし名誉会員(及び功労会員)はその限りではない。
●日本救急医学会専門医認定制度 第6章第16条
専門医の更新を申請する者は、有効期間満了年の申請期間に、次の各項に定める申請書類の正本各1通及び副本各11通を、別に定める申請手数料とともに、専門医認定委員会に提出しなければならない。
- 専門医更新申請書
- 専門医資格取得後5年間における会費納入証明書
- 専門医資格取得年の前年の4月1日以降5年間の業績目録
なお、業績目録においては、制度委員会が定める配点にしたがい、総得点150点以上の業績目録を提出しなければならない。そのうち少なくとも100点は、日本救急医学会総会、日本救急医学会地方会及び日本救急医学会専門医セミナーにおいて取得しなければならない。ただし、総会出席の点数を含めること。 - 申請締切時において、満65歳以上の専門医は、申請時点より遡る5年間に日本救急医学会総会に3回出席したことを証明するもの(参加証など)の提出をもって、本条4項の業績にあてることができる。
●日本救急医学会専門医認定制度施行細則 第6章第17条
指導医の資格をもつ専門医の更新は、指導医の更新をもってこれにあてる。ただし、専門医更新申請書は提出しなければならない。
●日本救急医学会専門医認定制度施行細則 第6章第18条
専門医の更新に当たり、特別の理由により5年間で総得点150点に満たない者は、有効期間満了年の申請期間に、第16条に定める申請書類及び次の各項に定める書類の正本各1通及び副本各11通を、別に定める申請手数料とともに、専門医認定委員会に提出しなければならない。
- 専門医更新猶予申請書(書式自由)
- 更新猶予申請理由を証明するもの
●日本救急医学会専門医認定制度施行細則 第6章第19条
前条により、更新猶予が認められた者は、有効期間満了年の2年後の申請期間に、細則第6章第16条に定める手続きをとらなければならない。なお、その際提出する業績目録は、専門医資格取得年の前年の4月1日から7年間で総得点210点以上の業績を記載しなければならない。そのうち少なくとも140点は日本救急医学会総会、日本救急医学会地方会及び日本救急医学会専門医セミナーにおいて取得しなければならない。(ただし、総会出席の点数を含めること。)この場合の更新後の専門医資格有効期間は、3年間とする。次の更新に関しては、有効期間3年間で総得点150点以上の業績を記載しなければならない。
「専門医制度(制度規則・細則)」「業績目録(専門医更新に必要な業績目録)
」がございます。申請を希望される場合は必ずご一読ください。
専門医失効者の再認定については、新規申請しか手段がありませんでしたが、理事会(2016年11月16日開催および2018年8月10日開催)にて、専攻医を指導する救急科専門医の確保等を目的に、下記要領による専門医失効者の再認定申請を2017年、2018年、2019年、2020年の4年間のみ、実施することが承認されました。
2021年以降は日本専門医機構の新制度の完全運用が開始される予定なので再認定についてもそちらの規定に従うこととなります。
申請資格(対象者)
救急科専門医を失効しており、日本救急医学会会員である者
注1)学会認定医のみの取得者は対象としない(救急科専門医を取得し、その後失効している者が対象となる)
注2)退会者が再取得を希望する場合、申請の受付期間中に未納会費はすべて納入し、会員として復帰すること
申請の受付期間
5月1日〜6月30日【消印有効】
締切日を過ぎて提出された申請書類は一切受理せず返却するので、ご注意ください
必ず、配達記録の残る方法(簡易書留、レターパックプラス、宅急便等)で送付すること
審査の方法
救急勤務歴審査と診療実績審査は過去に合格していることから免除とする
再認定筆記試験を受験し、合格すれば翌年1月1日〜再認定する
再認定筆記試験は、新規筆記試験と同日・同会場にて行う(2020年試験日は こちら から確認下さい)
試験時間は2時間を予定。試験内容には、専門医筆記試験問題から抜粋された問題を含む。
申請書類
1)救急科専門医再認定申込書(推薦者として救急科専門医2名の署名(うち、1名は学会指導医が望ましい)が必要))
2)履歴書
3)医師免許証のコピー(A4サイズに縮小・白黒可)
4)審査料の振込みを証明するもの
救急科専門医再認定申請書
審査料
10,000円 (再認定された場合には、別途認定料10,000円)
一旦振り込まれた審査料はいかなる理由があっても返還されません。 審査料を支払われ、書類が期日までに届かない場合は、申請なしとなる上に、 申請手数料は返還されませんので十分ご注意ください。
審査スケジュール
5月1日〜6月末日 | 再認定申請書類受付 |
〜7月 | 申請書類に不備がなければ、受験票(ハガキ)を申請者に送付 |
9月中旬(予定) | 筆記試験 |
11月 | 結果通知 |
12月 | 認定証発行 |
翌年1月1日〜有効期限 | 専門医認定 |
【提出先】
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-12 ケイズビルディング3階
日本救急医学会 専門医再認定係
以上