PAGE TOP

お知らせ

カリキュラム制(単位制)について

 プログラム制を補完する制度としてカリキュラム制(単位制)を整備しました。専攻医は原則として3年間の研修プログラムに基づくプログラム制で専門研修を行いますが、プログラム制で研修を行うことが適切でない合理的理由がある場合にはカリキュラム制(単位制)での研修が選択できます。
詳細は専門研修プログラム整備基準 PDFおよび専門研修カリキュラム(単位制)整備基準 PDFを参照ください。
※カリキュラム制(単位制)研修の場合も、研修開始前に日本専門医機構の「専攻医登録システム」での専攻医登録・応募が必要です。
※カリキュラム制の専攻医もプログラムの定員に含まれます。

1.カリキュラム制(単位制)の対象となる医師

1) 義務年限を有する医科大学卒業生、地域医療従事者(地域枠医師等)
2) 出産、育児、介護、療養等のライフイベントにより、6か月を越える休職・離職を選択する者
3) 海外・国内留学する者
4) 他科基本領域の専門研修を修了してから救急科領域の専門研修を開始・再開する者
他科基本領域とは【内科、小児科、皮膚科、精神科、外科、整形外科、産科婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、病理、臨床検査、形成外科、リハビリテーション科、総合診療科】です。
5) 臨床研究医コースの者
6) その他、学会と機構が認めた合理的な理由のある場合(パワハラ等を受けた等)

2.カリキュラム制(単位制)の概要

1) カリキュラム制(単位制)研修の場合も、研修開始前に日本専門医機構の「専攻医システム」での専攻医登録が必要
2) 研修開始時には日本救急医学会会員であること
3) 救急科専門研修の期間が36単位以上(うち、救急専従での専門研修が12単位以上)
4) 研修施設は救急科領域の「基幹施設」「連携施設」
5) 「基幹施設のみ」、「連携施設のみ」での研修も可。ただし、「連携施設のみ」の研修の場合でも研修の管理を担当する基幹施設が必要。
6) 救急科専門研修管理システムに登録するもの(プログラム制と同様)
  • 診療実績:必要症例数171例
  • 救急科領域での学会発表
  • 論文発表
  • 専門医共通講習受講(医療安全講習・感染対策講習・医療倫理講習の3講習を各1回)
  • ICLS(AHA-ACLS)の受講
7) ダブルボード用カリキュラム制(単位制)研修について(指定する他科専門医取得者への対応)
カリキュラム制で研修を開始した年の年度末(3月31日)までに下記を取得している場合には12単位を付与する
  • 日本専門医機構認定「内科専門医」
  • 日本専門医機構認定「外科専門医」
  • 日本専門医機構認定「整形外科専門医」
  • 日本専門医機構認定「総合診療専門医」

※救急科専門研修を中断して、指定する日本専門機構認定他科専門医の研修を行う場合、他科専門研修修了後に12単位以上の救急科専門研修を必要とする。

3.カリキュラム制(単位制)での研修開始を希望する場合

1) カリキュラム制(単位制)による研修の新規登録
  • 研修開始の前年秋頃〜(年により異なる)の専攻医募集期間に、日本専門医機構「専攻医登録システム」にて「カリキュラム制を選択」をクリックし研修の管理を担当する基幹施設のプログラムに応募をする。
    応募後、研修開始前の2月末までに、理由書(新規登録) PDF および理由を証明する書類を学会に提出する。(「専攻医登録システム」に入力いただいたe-mailにご案内を送付します)
2) 救急科専門研修「プログラム制」から救急科専門研修「カリキュラム制(単位制)」への移行登録
  • 理由書(移行登録) PDFおよび理由を証明する書類を学会に提出する。(随時受付)
  • 審査には1〜2か月程度かかる。結果はメールで通知される。

【理由書の送付先】
日本救急医学会 気付
日本専門医機構救急科領域委員会
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-12
ケイズビルデイング3階
TEL.03-5840-9870
(カリキュラム制理由書在中 と付記してください)