お知らせ
『臓器提供を見据えた患者評価・管理と術中管理のためのマニュアル』パブリックコメント募集のお知らせ
従来わが国では、移植医が移植施設からメディカルコンサルタント(MC)として5類型施設に派遣され、臓器提供前のドナー評価と管理に関する助言を行ってきました。このわが国独自のMC制度により、質の高いドナー評価・管理が行われ、臓器提供体制が維持されてきましたが、今後臓器提供の増加を見据えるとMC制度の維持が困難となることが危惧されます。このため、今後はMCからの助言とともに、5類型施設が自立して評価・管理できる体制が求められています。
厚生労働科学研究班(「5類型施設における効率的な臓器・組織の提供体制構築に資する研究−ドナー 評価・管理と術中管理体制の新たな体制構築に向けて」(主任研究者 嶋津 岳士・田ア 修))では関連学会、ならびに関連領域の専門家の協力を得て、 5類型施設が自立してドナー評価・管理ならびに術中管理を行うことができる体制整備を目指してマニュアル(案)を作成しました。研究テーマの公共性に鑑みて、広く皆様からご意見を伺うことと致しました。下記要領でパブリックコメントを募集致しますので、ご意見をお寄せください。
■募集期間:
2022年1月17日(月)〜2月6日(日)
■提出先:
下記のアドレスに提出してください。
メールアドレス:jaam-5@bz03.plala.or.jp
件名を「パブリックコメント応募」として、本文のはじめにご所属、氏名を記載した上でご意見をお寄せ下さい
■マニュアルの内容
タイトル:
臓器提供を見据えた患者評価・管理と術中管理のためのマニュアル(付)COVID-19後の臓器提供について、重症患者の家族サポートに関する考え方
第1章 臓器提供を見据えた患者管理と評価
第2章 患者管理に関するQ&A
第3章 臓器摘出手術中の呼吸循環管理
第4章 COVID-19後の臓器提供について
第5章 重症患者の家族サポートに関する考え方
■作成:
厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)
「5類型施設における効率的な臓器・組織の提供体制構築に資する研究−ドナー 評価・管理と術中管理体制の新たな体制構築に向けて」(主任研究者 嶋津 岳士・田ア 修)
■編集協力:
日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本麻酔科学会、日本移植学会、日本脳神経外科学会、日本組織移植学会、日本臓器移植ネットワーク