PAGE TOP

お知らせ

ワクチン接種会場におけるアナフィラキシー対応簡易チャート公開のお知らせ
( 2023/6/14 大人用を改変 )

 現在、日本全国で急ピッチで新型コロナウイルスに対するワクチン接種が進められています。ワクチン接種会場ではアナフィラキシーに対して対応する体制が求められますが、全接種会場に必ずしも救急専門医が配置できるわけではありません。そこで日本救急医学会ではアナフィラキシー対応に慣れていない医療者でも適切な対応ができるように簡易チャートを作成いたしましたのでお知らせいたします。
接種会場に出務する医療者にはアナフィラキシーガイドラインを熟知していただくことが必要ですが、緊急で対応を行うときに簡易チャートを会場内にポスターとして掲示する等していただくことで迅速な対応に繋がります。本ホームページ上からダウンロードしてお使いいただけますのでご活用ください。

【乳幼児版】の作成にあたり、日本アレルギー学会専門医の佐藤智先生(埼玉県立小児医療センター感染免疫・アレルギー科)に貴重なご助言を賜りました。感謝申し上げます。

【大人用】アナフィラキシー対応簡易チャート PDF

【小児版】アナフィラキシー対応簡易チャート PDF

【乳幼児版】アナフィラキシー対応簡易チャート PDF


2023年6月14日 【大人用】のエピペンの表記について下記の通り改変いたしました。

(修正前)エピペンor原液0.3ml → (修正後)エピペンの場合1筒0.3mg

(文言追加)アドレナリン0.01mg/kg (成人最大量0.5mg)が原則ですが、手元にあれば、エピペン1筒(アドレナリン0.3mg含有)を単純に投与することを目的としたため、上記の記載となりました。エピペンは50kg成人に対しては容量が少ないことを念頭に置くこと
2023年5月30日 「アナフィラキシーガイドライン2022」の修正にあわせ【大人用】【小児版】【乳幼児版】について下記の通り改変いたしました。

2ページ 「アナフィラキシー診断基準」

(修正前)
A. 気道/呼吸:呼吸不全(呼吸困難、呼気性喘鳴・気管支攣縮、吸気性喘鳴、PEF低下、低酸素血症など)

(修正後)
A. 気道/呼吸:重度の呼吸器症状(呼吸困難、呼気性喘鳴・気管支攣縮、吸気性喘鳴、PEF低下、低酸素血症など)
2023年3月10日 日本アレルギー学会のアナフィラキシーガイドライン2022に準拠し下記の通り改変いたしました。

【大人用 変更箇所】
11才以上 ⇒ 13才以上
アドレナリン0.3mgを筋注 ⇒ アドレナリン0.5mgを筋注

【小児版 変更箇所】
5〜10才向け(11才以上は大人用を参照) ⇒ 5〜12才向け(13才以上は大人用を参照)

【乳幼児版 変更箇所】
5才以下の乳幼児向け(5才〜11歳は小児版、11才以上は大人用を参照) ⇒ 5才以下の乳幼児向け(5才〜12才は小児版、13才以上は大人用を参照)
2023年2月10日 【乳児版】の公開にあたり【大人用】【小児版】についても改変いたしました。
2022年3月7日まで掲載しておりました【小児版】に下記の通り誤りがございました。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません

[アドレナリン]
9才以上(30kg未満):0.3mg   9才以上(30kg以上):0.3mg

一般社団法人 日本救急医学会
代表理事 大友康裕

新型コロナウイルス感染症特別委員会
委員長 佐々木淳一