日本救急医学会・医学用語解説集

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医学用語 解説集

代用血液

生体由来の血液製剤に代わるものとして近年開発が進められている人工的血液製剤の総称。循環血漿量の維持を目的とする代用血漿(血漿増量剤)は既に存在する。これは高分子化合物の膠質(コロイド)を含む溶液で,膠質浸透圧により血管外から水を引き込み保持する作用を持つ。デキストラン,ヒドロキシエチル澱粉(HES),ゼラチンを用いたものが製品化されている。献血量の不足,感染症などの問題から,赤血球の代用となる製剤の臨床応用が待たれているが,現在まだ研究段階である。

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