日本救急医学会・医学用語解説集

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医学用語 解説集

フォルクマン拘縮

古典的には小児の上腕骨顆上骨折にともなう前腕屈筋群の拘縮をいう。現在では前腕あるいは肘関節周囲の骨折などの後の,阻血性拘縮(前腕屈側萎縮硬化,手関節掌屈,中手指節関節過伸展)と,神経障害(正中神経麻痺,尺骨神経麻痺,手掌部知覚障害など)をきたす後遺症をいう。原因としては上腕動脈の循環障害や前腕のコンパートメント症候群などが契機となる。

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