日本救急医学会・医学用語解説集

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医学用語 解説集

急性冠症候群

1992年にFusterらによって提唱された概念で,突然の冠動脈内腔の閉塞または狭窄により引きおこされる症候群(N Engl J Med 1992; 326: 242)をいう。急性心筋梗塞,不安定狭心症,心原性突然死が含まれる。急激な血圧上昇,脈圧や心拍数の増加などによる血行動態の変化や,冠攣縮や血管トーヌスの亢進などによる冠動脈血管内膜の粥腫(プラーク)の破裂やプラークびらんによる血栓形成により,冠動脈内腔を閉塞または狭窄をきたすこと引きおこされる。

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