日本救急医学会・医学用語解説集

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医学用語 解説集

膠質浸透圧

コロイド溶液と純溶媒の間に半透膜を置いた時に,膜の両側に生ずる圧力差をいう。血清中のアルブミンを主とした蛋白質は,膠質浸透圧として毛細血管内に体液を保持する作用をもつ。低蛋白血症で血液膠質浸透圧が低下したり,毛細血管の血管壁の透過性が亢進した場合は,血管内の水分が組織に移動し浮腫を生じる。コロイド・オスモメータを用いて実測できるが,COP=5.23 × C(total protein:mg/dl)−2.6の簡便式で算出することもできる。

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