日本救急医学会・医学用語解説集

ホーム > 医学用語解説集 > 索引 >

医学用語 解説集

代用皮膚

皮膚の機能を再現するために,人工的に調整される創傷被覆材(wound dressing)と培養皮膚(cultured skin substitutes) を代用皮膚という。その目的は,鎮痛,感染防止,上皮化促進,体液漏出防止,局所の保護などであり,刺激性がなく,水分貯留もなく,かつ密着性が良いなどの要素が求められる。創傷被覆材(親水性ハイドロコロイド,ポリウレタン,アルギン酸塩など)は一時的な創面の被覆保護を目的とし使用後は取り除く必要があるが,皮膚細胞を培養して生着させるようにした培養皮膚(自家培養皮膚,同種培養皮膚)ではその必要がない。

索引に戻る トップページへ