お知らせ
病態に関連する敗血症新規サブクラスの同定:探索的研究
募集
- 参加施設を募集しております。
- 興味を持っていただければ、研究代表者までご連絡ください。話を聞いてみたいという気軽な連絡で構いません。
目的
- 病態を反映したユニバーサルな敗血症サブクラス分類を同定します。
- サブクラスにおける様々な治療の反応性を検証します。
- 容易に取得可能な臨床データから、サブクラスを推定するモデルを確立します。
- 敗血症サブクラス分類に応じた治療=precision medicineに繋げます。
本研究の特徴
- 敗血症患者の臨床データに加えて、ゲノムデータ、代謝物(メタボローム)データを収集します。
- これらのデータを統合して解析することにより、病態を反映した敗血症サブクラス分類を同定します。
- 臨床データ、ゲノムデータ、代謝物(メタボローム)データを含む、これまでにない貴重なデータベースができあがります。参加施設の先生方に多くの二次解析を行って頂きたいと考えています。
背景
- これまで敗血症患者を対象に多数のRCTが行われましたが、有効性を確立した治療薬・治療法はありません。
- これは敗血症には異質性があり、治療薬・治療法の効果がサブクラスにより異なり、打ち消し合うからだと考えられます。
- これまで複数の敗血症サブクラス分類の研究が報告されていますが、臨床に有用なものはまだありません。
研究デザインと概要
多施設前向き探索的研究
研究期間
2022年11月〜2027年10月(予定)参加施設に行って頂くこと
敗血症患者を対象に- 全血検体を採取、冷蔵保管して、東北大学へ送付(必須)
- 3時間以内に血漿検体を採取、冷凍保管して、東北大学へ送付(必須ではない)
- EDCに臨床データを登録(必須)
*倫理申請は東北大学での一括審査になります。
研究参加のメリット
- 主論文のAuthorの権利(別紙authorshipを参照)があります。
- 臨床データ、ゲノムデータ、代謝物(メタボローム)データを含んだ、これまでにない貴重なデータベースを使用した二次解析の権利があります。
代表研究者
東北大学病院救急科 工藤大介E-mail: kudodaisuke*med.tohoku.ac.jp
*を@に変換してください。