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日本敗血症データバンクJapan Sepsis Data Bank(JSDB)

日本敗血症データバンクJapan Sepsis Data Bank
(JSDB)
日本敗血症データバンク
Japan Sepsis Data Bank(JSDB)

レジストリとは、特定の疾患、疾患群の疫学、病態生理や診断、治療のなどの医療情報収集を目的として構築したデータベースです。重症疾患の中で頻度が高く、未解決な課題も多い敗血症は介入研究の難易度も高いことから、レジストリに基づく研究が重要です。
日本における敗血症レジストリは、日本救急医学会が中心となって活動を行ってきました。2007年に日本集中治療学会が敗血症の委員会報告を行い、2010年〜2011年に日本救急医学会が敗血症レジストリとしての研究論文報告を初めて国際誌に行いました。その後、多施設共同試験特別委員会企画委員が学会主導研究として、4つの敗血症レジストリ(FORECAST、SPICE-ER、SPICE-ICU、MAESTRO)研究を実施しました。
一方で国際敗血症ガイドライン2021の参考文献に取り上げられている日本発の論文は653編中3編しかありません。また、日本版敗血症ガイドラインはきめ細やかなガイドが特徴で、日本からのエビデンスも用いられていますが、主要な判断項目は国外の研究がほとんどです。
今回、日本版敗血症診療ガイドライン2024特別委員会データバンク班は、未解決の研究課題に挑み、今後のガイドラインに反映できるエビデンスの創出を目的として、敗血症データバンクを始動いたします。これまでの経験を元に、臨床データだけでなく、バイオバンクも構築し、基礎と臨床の橋渡し研究も行います。
学会員の皆さまの御施設におかれましては、日本発の敗血症のエビデンスがガイドラインに多く取り上げられることを目指して、是非ともご参加いただけますようお願いいたします。

日本版敗血症診療ガイドライン2024特別委員会データバンク班

お知らせ

2024年02月08日:
ホームページ「日本敗血症データバンク Japan Sepsis Data Bank(JSDB)」を作成しました。