日本救急医学会・医学用語解説集

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医学用語 解説集

コンパートメント症候群

複数の筋肉がある部位では,いくつかの筋ごとに,骨,筋膜,筋間中隔などで囲まれた区画に分かれて存在する。その区画のことをコンパートメントという。骨折や打撲などの外傷が原因で筋肉組織などの腫脹がおこり,その区画内圧が上昇すると,その中にある筋肉,血管,神経などが圧迫され,循環不全のため壊死や神経麻痺をおこすことがある。これをコンパートメント症候群という。とくに多くの筋が存在する前腕,下腿や大腿部で起きやすい。骨折や打撲だけではなくランニングやジャンプなどの激しい運動によってもおこりうる。強い疼痛が特徴であり,他に腫脹,知覚障害,強い圧痛などがみられる。処置が遅れれば筋肉壊死や神経麻痺をおこす。筋区画内圧が40mmHg以上であれば,筋膜切開(減張切開)が必要となる。

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