日本救急医学会・医学用語解説集

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トレンデレンブルグ体位

仰臥位・頭部低位・腰部高位の体位のことで,骨盤高位ともいう。本来は産科領域の用語で,分娩中に臍帯下垂が発見された際に,それが臍帯脱出にいたるのを防ぐ目的で,妊婦にとらせる体位である。救急領域では,静脈還流が増加し血圧が上昇するとの考えから,ショック時にとらせる体位とされる。そのため,ショック体位として推奨されていた時期もあるが,心拍出量が必ずしも増加せず,脳浮腫の助長や,横隔膜挙上により呼吸機能が低下する可能性も指摘されている。

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