日本救急医学会・医学用語解説集

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再膨張性肺水腫

胸水・気胸・血胸に対し胸腔ドレナージをおこなった際,虚脱していた肺の再膨張が一気におこり,肺血流の再灌流および血管透過性亢進が生じた結果おこると考えられる肺水腫。肺虚脱時間が長く虚脱率が大きいほど発生しやすい。肺毛細血管から肺胞へ血液成分の漏出がおこり多量の泡沫状血性痰を認め,喘鳴を聴取する。肺水腫が高度な場合,呼吸困難や低酸素血症に陥り,また,血漿漏出による低容量性ショックをきたし死亡する場合もある。人工呼吸器による適切な呼吸管理が必要であり,片側性肺水腫がみられる場合は左右分離肺換気を考慮する。

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