日本救急医学会・医学用語解説集

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アダムス・ストークス症候群

不整脈により心拍出量の急激な低下をきたし,それにともなう脳血流減少によりめまい,意識消失(失神),痙攣などの一過性の脳虚血症状を引きおこした病態をさす。病名は1800年代前半にAdams RとStokes Wがそれぞれ徐脈にともなう失神発作の症例を報告したことに由来しており,古くは完全房室ブロックにともなう失神や痙攣発作に対してのみ使われていた。しかし現在では,洞房ブロックなど他の徐脈性不整脈によるものに加えて,心室頻拍などの頻脈性不整脈によるもの,洞機能不全症候群(sick sinus syndrome)など徐脈・頻脈混合型不整脈による場合も含めている。

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