日本救急医学会・医学用語解説集

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心拍再開

心肺停止状態から頸動脈あるいは上腕動脈の脈拍が触れるようになった場合をいう。心肺停止を対象とする治療システム評価のために,心拍再開率は重要な指標である。心拍再開率の前提となる心拍再開の定義統一は,心肺停止に対し適応される異なった治療やシステム間の効果比較に必須である。1995年に日本救急医学会救命救急法検討委員会は,医療機関に来院する心肺機能停止(CPA)に関する用語を定め,その中で心拍再開とは「医療機関に来院後,心肺蘇生法をおこなって頸動脈あるいは上腕動脈の拍動が触れるようになった場合」と定義している。院外心肺停止例を報告する際の標準的な方式であるウツタイン(Utstein)のテンプレ−トでは,”触知できる脈拍の回復”があれば心拍再開にあたるとしている。とくにその持続時間に規定は設けて居らず,触知できる脈拍とは,手指で太い動脈,通常は頸動脈を触知できることとしている。

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