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第12回(平成24年度 第4回)ER検討拡大会議議事録

日時: 2012年11月14日(木) 17時30分〜18時30分まで
場所: 国立京都国際会館 1階「RoomC-1」
出席者:
(敬称略・順不同)
委員:
太田祥一委員長、太田凡委員、鈴木委員、木村委員、根本委員、
宮内委員、本多委員
Active Member:
堀、箕輪、瀧野、武田、金井、川井、林 寛之、山下、
林 峰栄、中村、志賀、大谷、田口、上山、千葉、須崎、山上、
萩原、山岡、福田、渡瀬、佐藤、寺田、井上、増野、宮前、宮道、
大久保、大屋、松井、近藤、樫山、安倍、芳賀、山川、山畑、松井
配布資料:
  1. 第9回ER検討委員会議事録案
  2. 第10回ER検討委員会議事録案
  3. 第11回ER検討委員会議事録案
  4. 第41回日本救急医学会総会・学術集会資料
  5. 2013年アジア救急医学会資料
  6. メーリングリスト名簿
文責: 本多

事務連絡・報告

1.第9回・第10回、第11回ER検討委員会 各議事録の報告および確認

議題

2.ER型後期臨床研修プログラムにおける事前登録制について

専門医認定委員会に行った提案に対する回答に関して、ER検討委員会および後期研修プログラム検討小委員会(以下「小委員会」と略)で検討した内容ついて太田祥一委員長からこれまでの概略の説明が行われた。
  • 専門医認定委員会からの回答および理事会での承認結果を受けて、ER型後期臨床プログラム事前登録制に関して事前の準備作業が必要となり、「後期研修プログラム検討小委員会」を立ち上げたことを報告した。さらにプログラムの事前認定作業、プログラム案の改訂作業が必要となり、本委員会の下部組織として新たに太田凡小委員長のもとに本委員会から3名、Active Memberから3名からなるワーキンググループで検討作業を進行していることを報告した。
  • 配布資料3に関して専門医制度委員会委員長からの文書への回答について
    (太田祥一委員長より)
    最初の確認事項として、日本救急医学会専門医試験受験資格に必要な救急専従期間に、他科ローテート期間を含む場合、その他科ローテート研修を学会に事前登録することで、そのローテート研修期間の2分の1を専従期間にカウントすることは前回の理事会で決定している。つまり、他科ローテートをカウントすればER型救急医研修プログラム計4年間で救急科専門医受験資格を得ることができる。
  • 今回、専門医認定委員会において他科ローテート研修の事前登録制について検討された際に、ER検討委員会、太田祥一委員長宛に修正および検討事項に関して遠藤委員長からメールが送付された。その内容を検討する目的で、学会直前の11月8日にER検討委員会および小委員会のメンバーで合同委員会を急ぎ開催した。
    第11回合同委員会では専門医認定委員会に諮った事前登録申請書の修正指示のあった内容と、他科ローテーション研修の登録手順(フローチャート含む)の確認、および研修修了認定の必要性について検討した。
    事前登録申請書の内容に関して、他科ローテート先の研修指導責任者(あるいはローテート先の認証資格者)の記載・捺印欄、および研修先の記載方法については異論なしとの結論となった。また、他科ローテート研修は事前登録制であり、事前登録がなければ専従期間として組み入れることはできないことを確認した。
    合同委員会の中で、救急医学会に他科ローテート研修を事前登録であれば、そのローテート研修が適切に修了したかどうかの評価が必須であり、何らかの形で証明することが必要という議論があった。つまり、プログラム修了報告書の提出が必要であり、ER型研修プログラム責任者の署名、捺印が求められるものである。今回開催された合同委員会の中では、他科ローテート研修の修了認定が必要と意見が多数を占めた。 もともと、今回の事前登録制の検討が始まった経過を振り返れば、救急科専門医試験受験資格にある救急専従期間3年をクリアするために、ER型救急医のスキルアップに必要不可欠な他科ローテート研修を行っている期間に対する救済策の意味合いがあった。現時点では他科ローテート研修は認定委員会でも認められており、ER型救急医向けの後期研修プログラムとして実際に運用実績を積むことを優先すべきと判断した。まずは、この他科ローテート研修が認定されることを本委員会の戦略的方針とした。
    他科ローテート研修に実施に関して、合同委員会の再検討結果を専門医認定委員会に答申した。その骨子は学会事務局での必要書類およびその内容や手続き方法に関することで大きな変更を要求せずに、その事前認定制度運用については、まずは専門医制度委員会の決定に従う方針を示すこととした。合同委員会の結果を踏まえ、太田祥一委員長が再度回答文書を作成して専門医認定委員会、遠藤委員長へ送った。
    今月中に専門医認定委員会、委員長交代の時期であるため、次期委員長へ持ち越し事案となる。
  • 配布資料3に関する補足説明(太田祥一委員長、鈴木委員)
    ER検討委員会が提示したプログラムの事前登録制に関して、専門医認定委員会の考えと異なる見解が生じた。この点について、専門医認定委員会から答申文書が来たので、ER検討委員会から再度議論した内容を太田祥一委員長が文書で遠藤委員長へ送付した。
    事前登録制に際して検討してきたが、今後ER型後期研修医養成プログラムを運用していく際に、言葉の混乱を避けるために養成プログラムではなく「カリキュラム」と置き換え、カリキュラムを達成するために病院ごとにプログラムが存在するという形が理解しやすいと考えられる。従って、今後は用語の統一を行いER型後期臨床研修カリキュラムの表記で周知していくこととした。それに伴い、HP上で提示しているプログラム案を修正する必要性があり、ワーキンググループで修正作業を行う。
    救急医学会においてER型救急医養成プログラムが唯一であり、未だ集中治療領域のカリキュラムは完成していない。しかし、本プログラムはER型と集中治療型を分けるものではなく、ER型のプログラム作成が先行しているだけである。将来的に集中治療型救急医の研修プログラムとの整合性をもち、ひな型としても利用可能なものである。
  • 太田凡小委員長より、今後のER型救急医養成カリキュラム運用について説明
    ER型後期ワーキンググループを立ち上げおよび作業内容について
     ・事前登録のプログラム制度のプログラム認定作業を担うことである
     ・ER後期研修4年間のプログラムで事前登録を行う予定。
     ・平成26年度4月からの登録受付開始にむけて準備作業を始める
      プログラム案のひな型の見直し、作成
      日本救急医学会会員向けの広報(HP作成について)

3.総合医構想について(非公式のため議事録無)

プライマリケア学会と本学会との間で、総合医に関する意見交換を行った。
先日、救急医学医会事務局でプライマリケア連合学会(日本PC連合学会と略す)の理事会メンバー(丸山理事長以下5名)と救急医学会(有賀理事、ER検討委員会:木村委員、鈴木委員、本多委員)の間で意見交換会および懇親会を行った。

意見交換会の概略について報告(鈴木委員)
厚生労働省が進めている専門医認定制度の中で総合医構想がある。専門医制度認定機構が定める基本領域の中で救急科は含まれている。最後まで検討課題として残っている「総合医(仮称)」に関して、第19番目の専門医制度として年末までの答申で認められる予想である。現行の各学会認定による専門医認定ではなく、将来的には第三者機関による専門医認定、プログラム承認が実施される仕組みに移行する予定である。
この「総合医(仮称)」に関しては、その受け持ち領域が幅広く、関連する学会として、日本内科学会、日本外科学会、日本小児科学会、日本救急医学会、日本PC連合学会、日本病院総合医学会がある。現在、日本PC連合学会は、関連する学会と意見交換を順次実施している。(救急医学会の次に小児科学会と予定)関連する団体として日本医師会があり、医師会とも協議中である。
意見交換の主な内容は「総合医(仮称)」を専門医として位置付けるために日本医師会や各学会と行っている意見調整の状況や、日本PC連合学会が作成している後期研修プログラムに関する話題であった。特に研修プログラムの救急領域において研修項目が重複することが多く、日本PC連合学会の後期研修医養成プログラムとER後期研修プログラムの内容で共通な項目も多く、両学会で検討してお互いの知恵を共有することが望ましいとの結論に至った。
「総合医(仮称)」の専門性は、救急医の総合的診療能力と共通性がある。救急医が将来において、勤務場所や施設によりその診療内容も変わる可能性もある。その結果、救急医が総合医として診療に従事することも予想される。専門医ライセンス制度の運用の中で、救急医と総合医の間で専門医ライセンスがスムーズに移行できる環境を整えておくことは有用ではないかと思われる。
救急医学会の中ではER検討委員会が中心となって、総合医に関する検討事項を取り扱う予定であり、適宜報告していく。

4.第40回救急医学会総会演題について

  • 専門医、指導医に関するシンポジウムについて、太田祥一委員長から内容の総括およびフロアからの意見(指導医制度の経緯など)について説明がなされた。
  • 本学会期間中のER関連演題については順次HPに掲載予定である。
  • 本委員会の活性化のためにMLを活用していくことを確認した。

5.第41回救急医学会演題について

2012年10月21日(月)〜23日(水) 東京国際フォーラムで開催予定
 会長:堀 進吾 慶応大学医学部救急医学教室
 ・ERに関してシンポジウムを企画
 ・ERに関連して招聘講演を予定

6.2013年アジア救急医学会資料

第7回アジア救急医学会/ACEM2013
2013年10月23日(水)〜25日(金)東京国際フォーラムで開催予定
アジアの救急医療の現状を知る場でもあり、これから予想されるアジア型救急医療の変化など興味深いテーマが数多く予定されている。本邦からも是非ER関連の演題も含め、積極的な参加を期待したい。
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