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第11回 ER検討委員会議事録

日時: 2012年11月8日(木) 14時00分〜16時00分まで
場所: 東京ガーデンパレス 3階「橘」
出席者:
(敬称略・順不同)
委員:
太田祥一、阿南、太田凡、木村、鈴木、広瀬、許、本多
小委員会委員:
大谷、志賀、中村
文責: 本多・太田 凡

議題

1.ER型後期研修プログラムの事前登録について

10月2日にER検討委員会から専門医認定委員会に対して行った提案とその回答について太田祥一委員長から配布資料3をもとに説明が行われた。
  • ER検討委員会が行った提案の概略について
    事前登録される後期研修プログラムの審査は研修プログラムの全体像を評価し審査する必要がある。他科ローテーション研修はそのプログラムの趣旨に基づいて行われる。すなわち救急医の養成に必要な研修として行われるものである。したがって、施設から提出される後期研修プログラム登録申請では、他科ローテーション先のみの登録を行うのではなく、プログラムの全体像を示す登録申請「ER型後期研修プログラム登録申請書」の提出が必要である。また、この趣旨に照らせば、専攻医が研修終了時に提出する書類は、他科ローテーション修了申告ではなく、プログラム修了申告である。
  • 専門医認定委員会からの回答について
    事前登録される後期研修プログラムは、公開されている「ER型救急専門医を育成するための後期研修プログラム」(名称をカリキュラムに改変予定)に準じているかが審査されるので、他科ローテーションが適切か否かは「他科ローテイション登録申請」で行うこととした。しかし、「ER型後期研修プログラム登録申請書」の追加の提案があり、ER検討委員会の立ち位置が変わった理解された。また、専攻医は「他科ローテーション修了報告書」の提出が義務付けられるが、プログラム修了確認は不要であるとされた。
上記の報告に基づき議論が行われ、以下のような意見が出された。
  • 平成22年第3回理事会議事録では、ER型、救命救急型に関わらず、認められたプログラムに従って計画的に研修した場合には、他科ローテーション期間の5割(合計最大1年間)を救急勤務歴として認めるとしている。したがって、単に他科ローテーションの修了を確認するのではなく、他科ローテーションの修了は「認められたプログラムに従って計画的に研修した」証明が必要なはずであり、専門医認定委員会からの回答はこの理事会の結論と食い違う可能性がある。
  • 現在、専門医制度評価・認定機構が中心となって進行している専門医制度改革では、専門医養成がプログラム単位で行われること、学会単位ではなく、第3者機関において行われることが考えられているので、これを踏まえれば、カリキュラムに基づいた事前登録プログラムが準備され、そのプログラムに基づいて研修を行うこと、そして修了することが求められるので、今回のER型研修プログラムの事前登録制運用は他科ローテーション期間をどのように扱うかといったことに留まらず、すべての救急科専門医養成に必要なプログラム準備に通じているとの意見が出された。
  • 今回はER検討委員会が行った修正提案は、本学会の専門医認定制度をもとに追加した他科ローテート研修プログラムは、「ER型」だけではなく、「救命救急型」や「集中治療型」救急医の事前登録プログラムとしても利用可能な運用制度になっているとの意見が出された。
  • 事前登録制を早期に実現するために、専門医認定委員会は同委員会が求める「他科ローテーション修了報告書」を専門医認定委員会に提出し、ER検討委員会は適切なプログラム研修が履行されているか否かと、事前登録されたプログラムの質を管理する目的で、「ER型後期研修プログラム修了報告書」の提出を求めてはどうかという意見が多く出された。
上記のような議論を踏まえ、ひとまず事前登録制の早期実現のため、先に提案していた「当施設ER型後期研修プログラム登録申請書」、「ER型後期研修プログラム修了報告書」の採否を含め、この件の主たる委員会である専門医認定委員会の指示に従うこととした。
また、事前登録について会員への十分に告知するため、登録開始を一年延期したが、今後は実際のプログラム認定に入るので確実に対応すべ く小委員会を中心に準備することが確認された。

2.HP他で公開されている「ER型救急専門医を育成するために後期研修プログラム」について

事前登録制の趣旨は、専門医の育成の本質は確立された研修プログラムを基盤に行うことであり、その救急専門医育成プログラムは、その他科ローテート研修を含む幅広い研修カリキュラムを運用するものであることが確認された。近年中に実施されるであろう専門医評価・認定制度に関して、現在進行中である専門医制度改革の議論に照らせば、「ER型救急専門医を育成するために後期研修プログラム」はカリキュラムに相当するので、「プログラム」を「カリキュラム」に名称変更し、文言の整理と専門医制度に関わる記載の削除を早急に行うことになった。この改訂作業は小委員会において行うことが決定され、平成25年度に開催される新理事会に諮ることとした。
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