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第4回 ER検討委員会議事録

日時: 2010年10月9日(土) 17時30分から18時30分まで
場所: 東京ビッグサイト 会議棟 6階 609号室
事務連絡:
  • ① Active memberについて
  • ② 前回 議事録の確認
  • ③ 資料の確認
文責: 本多、根本

議事内容

各担当の進捗状況の報告

  1. MTALA 論文作成中 救急医学会雑誌へ投稿予定 (許)
  2. 後期研修プログラム検証:次回委員会アンケートの項目で合わせて報告(鈴木)
  3. プログラムカテゴリー:
    来年度の学会演題募集開始に向けて、検討中である。今回の学術集会での委員会からの演題で、症候学に関する話題を取り入れていく必要性があることを発表した。 委員会で継続して検討していく方針である。(本多)
  4. CTAS:
    現在進行中である。C-TASの日本語版を先に導入して、J-TASを取り入れる。
     プロバイダーマニュアルを10月に出版予定
     看護領域が先行しているようにみえるが、将来の発展性に向けての活動と捉えていく。
  5. 多施設共同研究:
    Crinical prediction ruleの作成に向けて、検討中。一つの例として、本日のランチョンセミナーで提示したデータベース等を進めていく。(太田委員長)
  6. 定期的ER部門調査:
    前回、学会で実施したアンケートとの比較も必要である。前回から3年後のアンケート内容を変更すれば、変化を把握できない可能性があるため、同じ項目は残す。 今回は後期研修プログラムの内容、実施状況を加えて、後期研修プログラムの動向についても追跡できる可能性があると考えている。(鈴木)
    ER部門に関するアンケート実施については、今後、理事会に諮り、年内には実施可能かと予想する。(太田委員長)
  7. 研究会:
    素案を作成している段階である。 今後、ERのさまざまな形態(都市型、都市近郊型、地方型)を実施している施設で、ERを中心的役割で運営している人材に関わってもらい研修会などを運営していく方針。(根本)
    (試行的に研修会を実施して実績を重ねていく)
     10月12日火曜日 13:00〜 小規模ながら講演会、ミーティングを実施予定
    場所:国立国際医療研修センター 講師:日比野先生
    若手医師を中心にした米国のホットな内容を伝えることをテーマとする。
  8. 合同委員会:
    ER検討委員会としては、ER医の在り方についての議論をベースに専門医制度、指導医制度に関して意見を伝える役割がある。 理事会、制度委員会へER検討委員会としての提言をまとめていく。(太田委員長)
  9. Ann Emerg Med 2009, LLSA2008の配布:
    情報提供のひとつと考える。
    委員会としては、その内容が有用であれば、そのまま直輸入でも試行的に実施していくことも一案である。→その形であれば情報として提示可能である。(許)

質疑応答

① ERに関連した話題の情報発信についてオブザーバー参加者から意見が出た。

  • 従来のERに関する話題は、苦労話、立ち上げ話が多く、若手医師に向けてのメッセージ性が少ない。今後、ERからエビデンスを発信できるような活動も期待したい。
  • 様々なERにおける診療活動の紹介(米国で診療内容をそのまま本邦で紹介することや、レクチャーなど指導方法の実践などを通じて、若手医師へ発信することが必要があるのではないか。今後、このような教育的内容を広めていくことができればと期待する。

② 将来計画委員会・6 委員会合同委員会からの指導医認定制度改革に関する報告について、メンバーから各意見が出た。

本委員会に対して、指導医認定における診療実績に関する内容について、合同委員会からの意見を求められているので早急に意見を取りまとめる必要があると委員長から要請あり、以下の意見が参加者から述べられた。

  • ERを中心に活動している救急医でも指導医取得可能な条件を検討してほしい。
  • B項目について 症候論も加えて検討していくことが必要。
  • 指導医認定施設の実績、重症症例、手術症例が少ないER医を指導医として推薦していくことができれば望ましい。
  • 日本の中で救急医のイメージが救急集中治療医型や、ER型などひとつでないということが若い先生が将来像を想定できないことが問題では?
  • センター型、集中治療型の救急医はイメージが定着している。今後、ER型の救急医が指導医として働くイメージがないことが問題では?
  • B項目は集中治療領域が主であるが、直接、診療を担当する主治医ではなく、外来診療の段階や併診によって担当した症例もB項目の条件を満たすのか
  • 指導医認定の要件である経験すべき手技において、手術症例等が多いため足かせとなっている可能性がある。そのため、ER医にとっては追加すべき項目を考えていくほうが早道であろう。特に指導実績を加えていくことが、ERでレジデントを指導しながら診療を行っているER医が多い現状であるので。
  • 例えば、循環器からER医に移った医師にとっては、手術手技がネックである。内科系医師をもっと引き込むことで将来的にも展望が広がる。新たな方策として、短期研修を救急救命センターで実施することで何らかの救済措置にしていくことを希望する。
  • D項目について、追加項目として院内の救急委員会等にかかわる、JPTECへの参加。
  • 施設長として、長期間現場を離れることができない医師にとっても指導医取得の道筋をつけることを検討していくことを望む。(鈴木委員より補足:C項目への追加で点数を稼ぐことができるのではないか。)
  • 指導医の問題は、個人の取得に関する気持ち、意識の問題ではない。今後、ER型救急を21世紀に向かって取り入れていくことが、世の中からも望まれている。ERの普及には指導医の取得は、社会的な意義がある。理事会での議論は、重症外傷等を扱う救急医に加えて、新たなタイプの救急医の誕生として期待されている。そのためには、その資格を得るためにきちんとした制度、養成課程が必要である。
  • すでに専門医取得の段階で、技能的な部分はクリアしているのではないか、個人的にはDを増やすことが望ましい。(3分の1程度)地域の救急医療体制をマネージメントなどに重点的に配分してはどうか?
  • MLで流れていた項目、手技的な内容では、脱臼整復などの処置の追加すること。
  • 指導医施設10年に所属することが難しいのではないか?(太田委員長より補足:専門医取得までの期間5年間)実績を加味できるのではないか。)
  • 地方都市の救急救命センターでは、学会出張もままならない。そのような状況では、指導医指定施設への出張は不可能である。そのような医師にも門戸を広めてほしい。
  • 他学会の専門医、指導医資格も加味できないか。
  • 指導医取得を希望するのであればそれなりに自助努力する必要がある。
  • 将来、指導医取得を目指す若い医師には、指導医指定施設で研鑽することが重要である。

太田委員長:ERの自負を文言に代えて提案してもらいたい。今後、この委員会に出席されている皆さんの意見を吸い上げて、合同委員会へ反映できるようにしたい。

以上
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